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関西でQ1住宅を建てようと
思ったきっかけは?Vol.2

前回の対談の続きです。前回の記事が未読の方は、こちらからご覧ください。

Q1住宅を建てるようになったきっかけ ADHOUSE岩佐

岩佐:代表が太陽のエネルギーとか床暖房とか、機械を使って暖めたり冷やしたり。快適な家づくりがしたいとずっと思っていたんです。
ただ、したいと思ってもイニシャルコストはもちろん、ランニングコストも高いのがネックになっていました。お施主さんの負担になるわけですからね。特にランニングコストは一生もの。
せっかくつけても、電気代やガス代が高いと結局我慢して使わない。
ランニングコストが高いと、付けた意味がなくなるんですよ。だったらランニングコストがかからない方法は何かって考えるうちに、自然と断熱や気密にたどり着いたんだと思います。
その過程でQ1住宅を知って、新住協と出会って今がある。

うちは、先ほど話に出ましたQPEXで1棟1棟計算をして、お引き渡し後1年間お施主さんにデータを取ってもらって。
結果をしっかり見直すという事をしているんですね。

会社はたつの市にありますが、北はスキー場があるような地域なんです。そういうお施主さんのお家も建てさせてもらっているので、QPEXと出会って、しっかり計算をしたうえでデータを積み上げることで、自分たちが建てる家に自信を持てています。
どこにでも対応できる。どんな地域であっても心地よく暮らせる家が建てられる自信があります。無理して付加断熱をしましょう!ということもなく、「この地域はこれくらい付加断熱しましょう、この地域はいらないですよ」と、お施主さんにしっかりお伝えすることができるようになりました。

QPEXのデータはお客さんには見ていただいてますか?

岩佐:1棟1棟のデータ自体は細かい部分や個人情報の観点からもお見せしていません。
でも、積み重ねてきたデータはお見せしてます。
例えばこのレベルの断熱だと、この地域やこの土地では1年間どれくらいの電気代であったかとかですね。

AD HOUSE 岩佐 薫
兵庫県たつの市で上質な高断熱高気密住宅を建てているADHOUSE。家の随所に施される職人の手仕事は超一級。細かな部分まで行き届いた設計が特徴的。お施主さんの希望を最大限取り入れて完成させるため、かなり先まで予定が詰まっている会社でもあります。

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QPEXの計算をお見せしてる会社は?

清水:(手を上げる)

QPEXのデータをお施主さんは分かるんでしょうか?

清水:理解は無理です。
だからこそ、電気代に換算することが大切なんです。

その上で、土地の条件によって下回ることも上回ることもあるという事ですね。

清水:そうです。
ただ、何もないのはだめだと思うんですよ。
だって、車は全部燃費出てるじゃないですか。
それは、選ぶ物差しでしょ。それが無いのはどうかなと思うわけです。
燃費出た上で、高速よく使う人は燃費どおり、山道や町中よく走る人は計算上の燃費のようにはいかないって言うでしょ。走る条件全部違うから、その通りになるわけじゃないけど、燃費を計算する物差しや基準はしっかりある。

Q1住宅について燃費を語るダイシンビルド清水

そうですよね。確かに車はもちろん、冷蔵庫やクーラーも年間の電気代見て選びますね。
冷蔵庫の中の詰め方とか、それぞれの家で違うから変わってくるだろうに、サイズや生活スタイルに合っているうえで、価格と電気代を両方見て買います。

清水:そうです。書いてあるからみんな選ぶんです。
車なんて、僕らは特に建築屋なので年間2万キロは走るんです。
ハイブリット以外考えられないですからね。
日曜日だけしか乗らないのなら、リッター10とか5でもいいかもしれないけど、2万キロ走ろうと思うと、そういうわけにはいかない。
だからこそずっと住む家の燃費を考えないのは意味が分からない。
その物差しが何もないという状態で買われることがとてもおかしいと思います。
ある程度、光熱費が分かったうえで買わないと、住宅ローンは固定金利でこれぐらいの金額になりました。家の光熱費はどうなのかと言われると・・・。
この二つは最低限出ていくお金なので。

確かにそうですね。不確かなまま電気代払ってますね。

清水:そうでしょう。ローンと、光熱費にかかる金額が分かれば、家を建てても大丈夫かどうか分かると思うんです。
無理をして家を建てるのはとても怖いことなんで。

話しがそれましたね。
QPEXがお施主さんに理解できるかどうかですが、結局のところQ1住宅は体感していただくのが一番ですよ。
言葉でいうよりも、数字で見てもらうよりも。
暑い真夏に、クーラー一台で家中涼しいとか、真冬に暖房入れてないのに暖かい家とか。大雨降ってても、雨の音が聞こえないとか。
百聞は一見に如かずって言いますが、どんな言葉よりも体で感じてもらうのが一番伝わりますよ。

ダイシンビルド 代表:清水 一人
言わずと知れた関西高断熱住宅会の第一人者。新住協の理事も務め、九州まで断熱指導に呼ばれることも多々あります。

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本さんはいかがですか?

本:Q1住宅を建てようとしたきっかけとかはいっぱいあるんです。
その中でも一番は、床暖神話ですね。

床暖神話?

Q1住宅を建てるきっかけを語るいなほ工務店本

本:僕らの地域だけなのかもしれないけど、京阪神地域の8割のお客さんが床暖房つけてくれって言われるんです。
僕は無垢の床を使いたいんで・・・無垢の床に床暖房は使えないんでね。
じゃあどうしようかと考えたところで、鎌田先生の考え方が一番素直に理解できたんです。
他いっぱい理由はあるんですが、それが最大の理由ですね。

※現在は無垢の床材でも使える床暖房があります。詳しくはこちらをご覧ください。

清水:なんか不思議なん?(インタビュアーを振り向く)

いや、床暖を入れたいのって・・・私も京阪神地区の人間ですが、快適に過ごしたい。
足が冷えるのが嫌だって思いから設置したいな、あったらいいのになと思ったことがあったなと。
今土地探し含め、中古住宅でも理想的なものを探してるんですが、いつもついてるなと思ったんですよ。

本:京阪神地域では、大手が長年かけて床暖を広めはったんですよ。
一枚3万~5万で作れるので、エコジョーズと床暖、カワック付けて40~50万で工事ができるんですよ。
凄い安いので、皆さんそちらに流れてしまったんです。足元暖かいんでね。コスト度外視で広がっていったんです。

床暖ってお金かかるんですか?

本:ランニングコストがかかるんです。つけっぱなしだと月2万は超えるんです。ガス代が。
だからものすごく高いんです。一番エネルギーを使うんですよ実は。

そうだったんですか・・・周り思い出すと確かについている家が多いですが、床暖房は足元を暖かくするだけで、部屋全体を暖めるって発想はなかったです。

本:そうでしょ。結局そういう使い方の人が多くなるんですよ。ランニングコスト高いと。

大塚:床暖はぬるいか熱いか、どっちかしかないのもつらいとこやね。

清水:不快なやつね。

大塚:そうなんです。ちょうどよくならへんのでね。

清水:やっぱり暖かい家って、時代だと思いますね。

体験してないと、温かい家の意味が分からない気がします。

本:床下エアコンの家を案内すると、皆さん驚きますよ。こんなに足元が暖かかったんやって。

なるほど。確かに最初に入った時、驚きましたね。

大塚:でしょ。ガス屋とか、電気屋は暖かいとか涼しいとかいうけど、建築屋ができることって寒くないようにする、暑くないようにするだと思うんです。
そこから先は人によって価値観が違うから、体感温度も違うから。

確かに、何がちょうどいいかの答えは、メーカーや建築会社が出すものではないですよね。
それは一軒一軒答えが違って、暮らす人それぞれがその時々にあった答えを出すわけですよね。

大塚:Q1住宅はエネルギーを使う事を前提とした機械のような家なんです。
しっかり断熱して、気密も取って。寒くない、暑くない家を作りました。あとは、季節や暮らし方で、その時々の快適に合わせてくださいって言える家なんです。
建築の基本的な話だと思います。

分かりました。ここまで大塚さんにQ1住宅の家について熱く語ってもらいましたが、なぜ建てるようになったのかはまだなので、教えてもらえますか。

Q1住宅を建てるきっかけを語る大塚工務店大塚

大塚:本当ですね。
僕は兵庫県の明石市で神戸の地震を経験しました。
地震景気って言ったら言葉は悪いんですが、それが落ち着いてから家業に入りました。
それまで別のことをしていたので。
今から15年前ぐらい前の話ですが。
僕は、建築屋としての最低限の技術だと思ってるんですね。高断熱高気密って。
それをしっかり施工できないと、伝えたいことが伝えられないという事は分かったんです。

伝えられないとは、お客様にですか?

大塚:そうです。
それもせずに、暮らしが豊かになるとか、無垢の木がいいとか言っても説得力が無いと僕は思ったんですね。
ハウスメーカーがしてることは当たり前にする、その上でみんながしたいことをしていく。

大塚さんはハウスメーカーがしていることは何だと考えているんですか?

大塚:ハウスメーカーがしていることは、国の指標なんです。国がここ目指せっていうところに合わせてるんです。
うちの会社は、長期優良住宅が始まった時から、長期優良住宅を建ててます。
きっかけは補助金だったんですけど、その時に指標、目指すべき数値をすごく意識するようになったんです。
まずそれを当たり前に施工しました。それから9年経過してもうすぐ10年になるんですが、僕、指標ってすごい大事だと思うんです。

高橋:とっかかりになるよね。

大塚;そうなんです。何もしたことの無い人間にとってはすごく分かりやすいんです。だからその目標数値を最低基準として、ずーっと当たり前に施工し続ける。
だからこの間、認定低炭素住宅で補助金が出るって聞いて、特別何もせず、いつも通り建てても余裕で数値超えてるんですよ。
だってずっと目標数値超えた家建ててきましたからね。
って、なんか話ずれてきましたね。
まとめると、僕は当たり前にしたいんです。
1年に10棟建てるなら、1棟2棟、めっちゃ高性能な家を建てて後は普通の家じゃなくて、普通に建てる家が当たり前に高性能な家にしたいんです。
僕の工務店だけじゃなくて、工務店がみんなそうすれば工務店って普通にすごいな!ってなると思うし、そうなりたいんですよね。

そんな時に、何となくいい家にしろって言われても困るじゃないですか。
いい家ってどんな家やねんってなるでしょ。そう考えるとやっぱり指標っているんですよ。

谷中:確かにそれは言えてるね。

大塚:で、そう考えた時に。国が長期優良住宅って言いだす前から、Q1住宅は存在してて指標がある上に、お施主さんごとにアレンジも可能っていうのが凄く魅力的だったんです。
いまだに国の指標は、Q1住宅の指標よりもめちゃくちゃ低いですしね。
国が2020年に指標にしていたもの以上の家をずっと建ててるわけじゃないですか。Q1住宅って。
あと、ぼくQ1住宅が凄いのって、グラスウールを使ってるってところにもあると思うんです。

清水:僕らがはじめしてきたこと。鎌田先生がしてきはったことって、机上論じゃないんよ。机上論じゃ意味が無い。だから、工務店の社長なんか来ても意味が無い。
大工全員来させてって話やったんよ。
大学の研究室で研究した内容でも、大工が施工できな意味が無い。絵に描いた餅じゃ意味が無いから、大工がどうすれば実施できるのか、それには何が必要なのかなど、現場で一から突き詰めていった。
大工が施工してどうなるかをずっと続けてきた。
だから実際の数字がそろって、国の指標以上のものをいつでも建てられるようになってる。

大塚:ホントそうですよね。
書類でこう、工場でこう。
現場の土地でどう変わるか見ずに、家を建てるのは僕にはやっぱり無理ですね。
その点グラスウールはコストもおさえられるし、嘘つかないっていうか。
ずっと進化し続けてるのに、実際の数値や結果もすでに出てるというのかめちゃくちゃ使いやすくていいポイントだなと思います。

本:なんかだんだん断熱材の話になってきたね。

では、次のテーマ。
こだわりの設計やプランニングの話に進みましょう。

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