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2018年05月09日プロの家づくりコラム

高断熱住宅とQ1住宅の関係とは?

最近高断熱住宅という言葉をよく耳にするようになってきているのではないかと思います。
一方『Q1住宅(きゅーわんじゅたく)』という言葉はあまり耳にされてないかもしれません。
Q1住宅をお薦めしている私たちとしては心苦しいところです(涙)今回はこの関係について書かせて頂きたいと思います。
『Q1住宅(キューワンジュウタク)』このコラムを読み終える頃には名前だけでも覚えて頂けたら幸いです。

高断熱住宅とは 燃費まで考えよう!

高断熱住宅 省エネ住宅とも言われています。
建物の断熱性能を高めた住宅で、冬なら住宅の内の暖かさが屋外に逃げにくい様に、夏なら屋外の暑い気温が住宅の内に入ってき難くした住宅です。
断熱性が低い住宅の場合、例えば真冬にエアコンを切ると屋内の温度はどんどん下がって行ってしまいますが、高断熱住宅ではその温度の下がるのがゆっくりとなるので暖かく感じます。
高断熱住宅とは一般的には暖かい住宅という認識ですが、もう一つ踏みこむと屋内の温度を保つ性能、保温力がある住宅といえます。

では、世に出ている高断熱住宅で暮らす事で冬は暖かく、夏は涼しい暮らしを省エネでみなさん手に入れられるかというと半分正解の半分不正解です。
なぜなら高断熱住宅の公の定義がないため、その断熱性能の幅に大きな差があるためです。
断熱性能が次世代省エネ基準並みの住宅とそれを大きく上回るものでは全く変わってきます。
また、そんな快適な暮らしを手に入れる事が出来ても光熱費がかさむ様では、高断熱住宅=省エネ住宅ともなりません。

高断熱住宅を検討する場合はその住宅の燃費計算をする事が大切となります。
夏、冬、それぞれの季節を何度で過ごすかを設定する事で住宅の燃費を計算する事が出来ます。
この燃費計算、注文住宅では間取りや立地による日当たり、地域による気温や日射条件がそれぞれ異なるため個別に計算しなければなりません。
私たちの所属している『新住協』ではQPEXという温熱計算ソフトを使用して算出していますが、他にも温熱計算ソフトもありますし、検討されている工務店や設計事務所にご相談してはいかがでしょう?

それでは、Q1住宅とは 燃費を半分に!

Q1住宅も広い意味では高断熱住宅に分類されてます。
高断熱住宅はその燃費を示さないといけないと述べさせて頂きましたが、Q1住宅はその燃費まで示し、かつその性能が一定の基準を超えた住宅となります。
具体的には『全室暖房を行った場合、その暖房エネルギーが次世代省エネ基準の住宅に比べて半分以下となる住宅』。
地域によって差がありますが、そんな住宅の断熱性能が概ねQ値1.0前後だったことから『Q1住宅(きゅーわんじゅうたく)』と名付けられています。

全室暖房を行って時の暖房エネルギーが次世代省エネ基準の半分以下という定義ですので、寒い北海道と暖かい関西では同じQ1住宅でもその断熱性能に違いが出るのはこのためです。
関西では太陽光がどれだけ取り込めるかによって差がありますが、Q1.0もなくてもQ1住宅となる事もあります。
少しややこしいですが、あくまでも燃費による定義で、断熱性能はそれを手に入れる為の手段となります。

まとめ

高断熱住宅と一言にいっても公の定義がないので、その性能差は様々ですので、得られる暮らしも変わってきます。
その点、同じ高断熱住宅でも『Q1住宅』は燃費計算をして、かつ定義がきちんとしているので(全室暖房を行った場合、その暖房エネルギーが次世代省エネ基準の住宅に比べて半分以下となる住宅)得られる暮らしはイメージはし易いです。
これから住宅を検討される方は考え方のひとつとして覚えて頂ければ幸いです。(書き出しとと締めが同じ文章となってしまいました(笑))

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