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2019年02月21日プロの家づくりコラム

高断熱住宅のチェック方法

高断熱住宅をつくる時、その性能はどうチェックしたらいいか!? デザインやプランはそれぞれの好みがありますのでここでは高断熱住宅の性能に絞って説明します。

1 燃費を比較する。

年間の全館を冷暖房するコストはいくらかかるかが解ると明確ですね。建てる場所や気候により変わるので表示しにくいのですがおよその目安の燃費を聞くことをお薦めします。

2 建物から逃げる熱量(Ua値)を比較する。

燃費が分らない時はUa値(外皮平均熱還流率)で比較します。
Ua値とは内外の温度差が1℃あるときに建物から逃げる総熱量÷外皮面積 W/㎡k で数字が小さいほど逃げる熱が少ない、言い換えると暖房も冷房も少しのエネルギーで可能と言えるのです。

国が定めている省エネルギー基準(新築住宅を作るとき基準を満たしているかどうかを説明する義務が始まります)では関西の多くの地域ではUa値は0.87としています。
「Ua値はいくらですか」と聞いてみましょう。
当社で建てたO様邸はUa値0.33ですから0.54少ないという事になります。
少ししか変わらないのではと感じますが数字のマジックで、実は62%も少ないという事なのです。
この断熱性能だけで単純に比較するとO様邸の年間冷暖房費は25,019円(兵庫県和田山地区 エアコンAPF5.0としてのQPEX計算値)ですからもし省エネ基準0.87で建てると65,839円となります。
40,820円/年少ないので10年で408,200円、50年では2,041,000円 燃費(ランニングコスト)が少ないと予想されます。
ちなみに4月完成のO様邸の冷房費は3,402円暖房費は約16,000円、年間冷暖房費が約19,400円で計算予測より少なく経過しています。

3 大切な気密性C値をチェックする。

C値(隙間相当面積  隙間に相当する面積÷床面積 ㎠/㎡)は1件一件測定しないと出ない数値です。
気密の大切さを知らないと測定しないので気密の大切さを考えているメーカー、工務店かが解りますね。
Ua値や燃費計算には気密性が考慮されていません。
隙間だらけでは本来の断熱性能を発揮できないのです。
隙間が多いと暖気や冷気が漏れますし、外の寒気や暖気も多く入り込むことになるのです。
目安としてはC値は1.0以下くらいは必要だと考えます。

以上が基本になる性能の比較、チェック項目となります。
これらの基本性能の上に冬の日射取得熱、夏の日射遮蔽の行ない方等の工夫でさらに燃費を下げ、家族の快適さを増すのがパッシブ設計の腕の見せ所なのです、そしてとても奥が深い技術なのです。
まず上記3点をチェックしてみてください。
そして高性能な住まいは燃費が良いだけではありません。
年中快適で家族の健康増進にも役立ち、家計にも環境にも優しい住まいなのです。
本物の高断熱・高気密住宅を見極めて理想の住まいを実現してください。

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