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2020年02月19日ブログ

猫好き必見!新築を建てる前に知っておきたいこと

こんにちは、Q1住宅部会サイト管理人今村です。

今回は最近増えている、「猫と共に幸せになりたいんです」という要望についてお話させていただければと思います。

猫好き必見!新築を建てる時にできること

「いつか猫ちゃんをお迎えできる日を夢見て、キャットウォークを作っておきたい」
「お客さんが来るたびに猫が怖がってかわいそう。猫のためだけの空間を作りたい」
「猫が自由に行き来できる扉が全部屋に必要です」

等など、新築づくりの際から猫と暮らす日を夢見ている方や、今の家に足りない設備を猫のために取り入れたいという飼い主の方。
Q1住宅は注文住宅なのでどんなご要望もお受けできますが、今回はそれより前。
設備以前にもっと重要な「猫と幸せになる空間づくり」をお伝えします。

猫好きなら知ってる?「猫で感じる四季」

ネコ好きを自任している私は、家の中で1匹。庭で地域猫を4匹飼っています。
重度のアレルギー体質である私は、猫アレルギーもあるため飼うのを諦め地域猫のお預かりで満足していました。
そんな夏のある日、学校に行った息子から電話があり、あれよあれよという間に猫飼いデビュー。
膝に来てくれる猫、一緒に寝てくれる猫を夢見ていたのですが・・・、あれ?全くそばに来てくれない。
無理やり抱っこして布団に入ってもすぐに逃げられる。
まぁ夏だしと、有名な「猫で感じる四季」を思い出し自分を慰めていました。

「猫で感じる四季」は2017年9月5日、卯月よう@ネコホスト&ネコ先輩さんがTwitterに投稿された4コマ漫画。
四季に合わせて猫の眠る場所が変わっていくのが秀逸な描写が素晴らしいので、ご存じでない方はぜひこちらからご覧ください。

拾った季節の夏が過ぎ、秋の肌寒い日に我が家の女王様となった猫が、私の眠るベッドに上りました。
そのまま朝まで眠る猫。
足の上に重みを感じ、寝返りができない幸せをかみしめる日です。

真冬には、夜中に布団に入れてと頭をこすりつけてきました。
「あぁ、これが猫に感じる四季!ありがとう!!」と、幸せをかみしめる冬が終わって。
あっという間に、大反省することとなる夏が来ます。

猫の熱中症が増加中?熱中症の恐怖

真夏日の続くある日、いつもより食欲のない猫。
いつものようにおかわりを要求することもありません。
それどころか、ベッドの下にもぐって出てこなくなりました。
常におやつを求める我が家の食欲旺盛な女王様。なんと!チュールも食べてくれません。
これは一大事と、心配のあまりかかりつけ医に電話したところ「それ熱中症だよ。今すぐ連れてきなさい」と言われました。

熱中症でぐったりする猫

元々猫の体温は人間より高く、38度前後。
タンパク質の限界である42度までたった3度しかないのです。
その上体温調節できるのは、耳と肉球だけ。
こもった熱を放出する方法が無いのです。

しかし、しっかりクーラーもかけていたし、クーラーが寒すぎる場合の毛布だってお気に入りのポジションに置いてありました。
なぜ熱中症になったの?という疑問が消えません。
だって理由が分からなければ何度でも繰り返してしまう危険があるからこそ、原因究明は急務です。

熱中症になった理由

点滴を受け私の腕をひっかく程度には元気になった猫。
こちらから聞く前に、かかりつけ医から熱中症になった理由の説明がありました。

猫が熱中症になる理由と順番

  • クーラーが寒い
  • 日光が当たっているところで体を暖める
  • 冷えたからだが温まって気持ちがよくなって寝る
  • 寝てる間に太陽光を吸収しすぎて熱中症になる

冷気は下へ下へと降りていきます。
人が心地いい・涼しいと感じる温度設定だと、足元の温度はかなり下がっています。
足元ばかり冷えるというのもこれが理由です。
体温36度前後の人間でも足が冷えると感じる中に全身を置いている猫は、暖かさを求めて日光のあたる場所へと移動します。
冷えた小さな体が徐々に温まっていくと、うとうとしてしまうのは当然のことで・・・。
気が付いたら暑くなりすぎていたという事が頻発しているそうです。
特に毛色の濃い子は要注意。
我が家の猫もキジ猫だったため、太陽の光を存分に吸収したようでした。
今回は気が付いたから良かったものの、外出時や、掃除機におびえて隠れているだけだと思っていたとしたら取り返しのつかないことになっています。

猫とクーラーと新築時だから叶う高断熱住宅

猫を熱中症にさせないために、飼い主ができること

クーラーの温度管理
人が暑いかな?と思う程度の温度に設定しましょう。
真夏の直射日光には当たれないように、カーテンやブラインドをひきましょう。
エアコンの不調には十分注意しましょう。
(家でお留守番している犬や猫がいる場合、エアコンが壊れてしまい、帰宅したときにはもう手遅れという事が夏場多々発生しています。)

野良猫のように涼しい場所を求めて移動することができない、飼い猫。
クーラーで冷やし続けられるとそれだけでも体温が崩れます。
夏にクーラーは絶対に必要ですが、その温度は寒いと感じるものであってはいけません。
心地いいと感じる程度に冷えているのが一番です。
大事な家族、できることから始める空間づくりが大切です。

普通の家では猫と人の心地いいは違う?人も猫も心地いい新築を建てるには?

新築を建てる時だからできる、猫と幸せに暮らす空間づくり。
新築を建てたら、膝にも乗らない?布団にも入ってくれない??

Q1住宅部会のお客様の中に、老猫を飼っている方がいらっしゃいます。
ずっと共に生きてきた猫ちゃんと、ご夫婦とお子様の家族構成。
新しい家で猫ちゃんとあとどれぐらい過ごせるかな・・・と思っていたとのこと。
そんな状況でご入居されたのですが「あれ?猫が元気になってる」と驚いたそうです。
Q1住宅はエアコンに頼るのはほんの少し、断熱技術で家中同じ温度にしているので、常に無理のない快適な室温になっています。
そんな空間なので、猫ちゃんは好きなところで眠り、好きなところへ行ってしまう。
夏でも冬でも行動は変わらず、「猫で感じる四季」がなくなったとのこと・・・。
「ご褒美がなくなった・・・。ご褒美を下さい・・・」という心の声は、猫好きとしては切実なお願いです。
でも、大切な家族が暑い、寒いと感じることなく気持ちよく安心して過ごせるのは、ご褒美よりも大切なことですよね。
お客さまも「まだまだ子供の成長を一緒に見守ってもらえる」とお喜びでした。
家の感想をお聞きしたはずが、終始猫ちゃんについての話だったのは「猫と感じる四季」と同じく、猫好きあるあるの1つですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は新築の時だからこそできる、設備以前の「猫と幸せになる空間づくり」についてご紹介しました。
気持ちのいい場所を見つけるのが得意な猫だからこそ起こる事故。
フルでエアコンに頼って気持ちのいい空間を作ることはできますが、足元が冷たいと人間が感じるように、温度にムラがあったり、部屋や廊下ごとに温度が違います。
そして、機械はいつ壊れるか分かりません。
でも途中でエアコンが壊れても、断熱がしっかりしている家なら心配はいりません。
「せっかく新築を建てるなら、猫と心地よく暮らしたい」と思われましたら、家づくりの情報収集に「断熱性能」を加えていただければと思います。

※上記写真は、いつか猫ちゃんをお迎えできる日を夢見て作られたキャットウォーク(ダイシンビルド施工逆瀬川の家)です。
・施工事例はこちらよりどうぞ
・オーナー様の声はこちらよりどうぞ


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