2020年01月25日用語集・用語辞典

生活感の無い暮らしができる？アイランドキッチンとは

アイランドキッチンの意味

アイランドキッチンとは、調理台やシンクなどの調理作業スペースの一部を壁から離し、リビングやダイニングなどの中に配置しているキッチンのこと。
とても解放感があり、キッチンの使い勝手も良くなります。
ただ、アイランドキッチンを設置するにはある程度のスペースが必要になるとともに、汚れや排気に対しての配慮が必要です。

アイランドキッチンを採用するメリット

アイランドキッチンは、生活感のないおしゃれなLDKにしたい方やキッチンで過ごす時間が多いご家庭に採用していただきたいポイントがたくさんあります。

解放感がある
作業スペースが広い
複数人で料理がしやすい
家族や友人などコミュニケーションがとりやすい
おしゃれな空間になる
自由な空間づくりが可能

アイランドキッチンの一番のメリットは、解放感です。
部屋の中に設置されたアイランドキッチンは、４方向からキッチンに向かう事が出来ます。
視界が広がるとともに、家族とのコミュニケーションも取りやすいのが特徴です。

作業スペースも壁付けのキッチンと比べ広く、家族や友人と共に料理を楽しんでも作業動線や立ち位置が確保しやすいのが良いところです。
一人で作業している場合も、孤独感が無くみんなと一緒の時間を楽しめるのも、家族が多いお家や自宅を存分に楽しみたいご家族におススメのポイントです。

また、お家をカフェのような空間にしたい！オシャレな生活をしたい！という方には「見せるキッチン」を演出できるアイランドキッチンが最高です。
自由な空間づくりが可能なアイランドキッチンは、シンクとコンロのレイアウトや、作業スペースのサイズ、カウンターの設置や収納方法など、自由に考えることが可能です。
リビングからキッチンを眺めた景色や目線を考えてタイルの１つまで選ぶことができるので、家づくりの際にはプランナーや設計士と十分話し合いを重ねてください。

アイランドキッチンを採用するデメリット

設置するための広い空間が必要
キッチンが常に丸見え
匂いが広がりやすい
収納スペースが少ない

メリットの多いアイランドキッチンですが、もちろんデメリットもあります。
毎日使い、家の中心にもなるからこそ、しっかりとチェックしてください。

まずアイランドキッチンを設置するには、広いスペースが必要です。
そもそもキッチン・ダイニング・リビングに広い空間をとることができなければ、アイランドキッチンは設置できません。
窮屈なアイランドキッチンでは生活の邪魔になるので、しっかりと空間のサイズを考える必要があります。
最低限必要なスペースとして、設置したいアイランドキッチンのサイズ＋両サイドの通路＋アイランドキッチン背面に冷蔵庫を置く場合は、搬入できるスペースが必要です。
余裕を持ったアイランドキッチンは最低６畳のスペースが必要だと言われています。

次に、キッチンが丸見えになりやすく収納が少ないため、常にきれいな状態を保つ必要があります。
きちんと目隠し対策をしたアイランドキッチンなら心配はあまりありませんが、足元のスペースまでオープンになっているタイプを採用される場合はご注意ください。

アイランドキッチンはその名の通り、「島」のキッチンです。
周りに壁が無いため、匂いや湯気、油などは周りに拡散してしまいます。
アイランドキッチンを採用したお家を建て慣れていない工務店で建てた場合、窓の配置の工夫や換気しやすい環境作りまで意識が回らず、結果的に居心地の悪いダイニング・リビングなってしまいます。

Q1住宅のアイランドキッチン

Q1住宅部会の施工事例では造作家具がよく登場します。
空間の完成度を上げるため、または、柱や壁を生かした収納を作るためでもあります。
そんな造作家具ですが、家具だけでなくアイランドキッチンも職人がお施主さんの好みやライフスタイル、使い方に合わせて造作しています。
一から作り上げることもありますが、既存のアイランドキッチンを改造しオリジナルアイランドキッチンに変更することも行っております。

メーカーが使い勝手を研究したキッチンは、とても使いやすく機能的です。
メーカーのキッチンを使いたいけれど、デザインが嫌だ微妙にライフスタイルに合わない場合は、ぜひアイランドキッチンの既製品をカスタマイズすることをお考え下さい。