2018年06月11日プロの家づくりコラム
高断熱住宅と合わせて受けられる補助金の種類教えます
新築を建てる際には補助金、助成金等の制度を利用した方が圧倒的にお得なのご存知でしょうか?
地方自治体に問い合わせをするだけで数十万円〜数百万の補助金、助成金が受け取れるのであれば新築住宅ような、大きな買い物する際には調べる方が断然お得に工事が出来ます。
各地方自治体によって、その内容は異なりますが、お住まいの地域(工事をする地域)の情報をしっかりと調べてぜひ助成金制度を活用してみてください。
私達、工務店のように建物構造に対しての知識や専門用語や法律などに毎日携わっている者にとっては易しいのですが、知識がない方にとっては助成金や補助金の制度は少々ややこしくなっています。
【長期優良住宅】
長期優良住宅(大阪市の場合)
以下のような審査項目を住宅性能評価機関に調べてもらう必要があります。
- 劣化対策 (構造の腐食、腐朽及び摩損の防止)
- 耐震性 (地震に対する安全性の確保)
- 維持管理・更新の容易性 (構造及び設備の変更を容易にするための措置)
- 可変性 (維持保全を容易にするための措置)
- バリアフリー性 (高齢者の利用上の利便性及び安全性)
- 省エネルギー性 (エネルギーの使用の効率性)
- 居住環境 (居住環境の維持及び向上への配慮)
- 住戸面積 (住宅の規模)
- 維持保全計画 (建築後の住宅の維持保全、資金計画)
以上の内容は大阪市に関する長期優良住宅の審査基準ですので、ご自身で地域名と長期優良住宅と検索してみてください。
各市町村の公式ページに長期優良住宅認定制度の案内が掲載されていると思います。
公式ページで手続きの方法や申請様式などをダウンロード入手することが可能です。
【ZEH】ゼッチ(ゼロエネルギー住宅)
ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、エネルギーの収支をゼロ以下にしようという目的の家になります。
家庭で使用されるエネルギーと太陽光発電を利用するエネルギーをバランスよく使用して消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にするということです。
蓄電システムを併設することで停電した時にも電気を供給できるというメリットや、温度差のある部屋に移動した際に起きるヒートショック等の心配もなくなるなど健康面でも安心できるのがZEHの特徴です。
【グリーン化事業】
この事業は地域における木造住宅の生産体制を強化することを目的として作られた事業です。
より多く木材を地域で消費してもらうことにより木材住宅市場の地域経済の活性化行うことが目的となっています。
関係する事業者のみが資格持っていますので国が行う事業に応募している事をしっかりと確認する必要がありますので注意してください。
グリーン化事業
ご自身で地方自治体に問い合わせてしっかりと担当者に細かく聞くようにすれば教えてもらえるのでスムーズに工事や申請が進められると思います。
補助金の種類も1つだけ受け入れると言うものではなく助成金や補助金のように2つを同時に組み合わせて申請することも可能になっています。
補助金申請時の注意点
- 必ず事前に補助金の条件内容をしっかりと確認しましょう
- 2つ以上の制度を組み合わせて利用することが可能です
- 家を建てる格好工事をする地方自治体に事前に確認をする
- 補助金ではあるが返済する必要はない
建築の新築時やリフォームにリフォームの際に利用できる助成金補助金について考えてみましたがいかがでしたでしょうか。
建築にかかるコストを抑えることができますし、補助金を是非ご活用頂き効率的に素敵なおうちを建てられる事を願います。
投稿者プロフィール
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大幸綜合建設株式会社
代表取締役 表 孝典
一級建築士
福祉住環境コーディネーター
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