2018年05月06日プロの家づくりコラム
高断熱高気密な家にすると窓を開けられない?
家づくりのご相談を頂く中で、「当社は“高断熱高気密な家”を推奨しています」とお伝えするのですが、ご相談者の中には『高気密高断熱の家は、窓を締め切って生活しないといけないのでは?』と思われている方がおられます。
何となく『隙間風も吹かない高気密高断熱の家は息苦しい。』『まるでビニールハウスみたい。』というイメージを持っていらっしゃったり、あるいは専門家の意見やネット情報により“高気密高断熱の家”を誤解されることもあるようです。
そもそも本当の高断熱高気密な家に住んでいる方が関東以西ではまだそれほど多くない為、工務店や建築家ですら否定的な意見を述べる人がいます。
でもその意見を述べた方は、本当の高気密高断熱の家を建てたり、体感したことがある方なのでしょうか?
例えば、どこかへ旅行する際に知りたい情報などをそこへ行ったことが無い人に聞いてそのまま受け入れることはないですよね?
高断熱な家を建てる時の家づくりのアドバイスもそれと同じことがあてはまると思います。
高断熱高気密な家を考える時は、ご自分が本当の高断熱高気密な家を実際に体感するか、そんな家に住んでいる人にまずは話を聞いてみて下さい。
その上で「高気密高断熱な家 = ビニールハウスみたいな家」かどうかを判断して頂ければと思います。
高気密高断熱の家を体感できるのは、モデルハウスや完成見学会、OB訪問見学など各工務店や住宅会社が開催しているイベントに参加するのが手っ取り早いと思います。
ただ、その会社の宣伝用のイベントでは信用できないと思う方は、知り合いの方で高断熱な家を建てられている方がいれば、伺って住み心地を含めて話を聞いてみると良いのではないでしょうか?
新住協のQ1住宅(キューワン住宅)を手掛ける工務店や設計事務所では、そのような体感見学会を開催している会社さんも多いと思いますし、普段から勉強を欠かさない真面目な方が多いので、ご相談頂くといろんな意味で参考になると思います。
投稿者プロフィール
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健康で快適な暮らしを実現する為に家はどうあるべきか?を会社設立当初より考え続けてきました。
高断熱住宅を建てさせて頂いて、10年以上になりますが、お客様の暮らしぶりを見守ってきたからこそわかった事もたくさんあります。
そんな私だからこそできるアドバイスもありますので、家づくりで疑問に思う事などをお気軽にご相談下さい。
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