2018年03月30日プロの家づくりコラム
高断熱住宅の基準
最近、よく耳にする高断熱住宅。
高断熱住宅とはその名の通り、断熱性能が高い住宅の事をいいます。
では、どれぐらい断熱性能が良いのかを表す基準をご存知ですか?
断熱性能を表す2つの基準
一般的に一戸建て住宅の断熱性能を表す基準は2つ御座います。
一つはUA値です。
UA値(外皮平均熱貫流率)はその名の通り、建物の外皮(外気に接する部分)の性能を表す指標です。
そして、もう一つはQ値です。
Q値(熱損失係数)もUA値と同様に建物の熱損失の性能を表す指標です。
ここで重要なのはUA値もQ値も建物の断熱性能を表す指標としては優れているのですが、お家の燃費を表す事が出来ません。
お家の燃費(エネルギー消費量)も知ってこその高断熱住宅だと思います。
では、どの様にしてお家の燃費を計算すれば良いのか?
私たちは一般社団法人新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)という団体に所属しております。
この団体が研究・開発した温熱計算ソフト『QPEX』を使えば、簡単に燃費計算を行う事が出来ます。
QPEXは勿論、UA値やQ値の計算も出来ます。
高断熱住宅の基準を考える時には、断熱性能だけでは無く是非、計画した建物の燃費も計算して見ては如何でしょう。
投稿者プロフィール
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私が考える家造りは、冬は暖かく夏は涼しい 『快適な住環境』をお約束致します。また、快適な住環境の家は『人にも環境にも優しい』住まいだと考えています。
住まいにとって本当に必要な性能は住宅設備(キッチンやユニットバス・トイレ)などの性能ではありません。 耐震性や断熱性、防犯や住環境(採光・通風・温熱環境)こそが重視されるべき性能なのです。 工藤住環境設計室ではこれらの性能を最大限に発揮させるため、基本設計にこだわり、デザインだけを追求した設計ではなく、常に『住環境』を考慮した設計をお約束します。
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