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2020年01月19日イベントレポート

オーブルホーム12月開催完成見学会レポート

今年も残り1か月となった、12月1日阪急甲陽園駅最寄りで開催される、オーブルホームの完成見学会に参加してきました。
流石12月「寒いな」と思いながらロングコートに身を包み、駅から歩くこと約10分。
らしきお家が見えてきました。

オーブルホームでは見学会を開催する際、看板などは一切出しません。予約をした人だけが見学できる仕様になっています。
ただ窓がとっても特徴的なので、分かる人にはすぐに分かるのが今回の見学会会場となっているお家です。
実はこちらの見学会会場、駅から歩く道にもう一軒、オーブルホームのお家が建っていました。素敵だなと思いながら見ていたお家が、同じ会社のお家だったので自分の感覚の良さに少しおかしくなりつつ見学開始です。

まずお伝えするのは、上にも書いた「窓がとっても特徴的」な外観です。
別に変った窓を使っているわけでも、変わったデザインなわけでもありません。
ただ、木製サッシを採用されているお家です。
木製サッシは断熱性能にとても優れているうえ、結露もせず、見た目も非常におしゃれです。
メリットが豊富にある木製サッシは、コストがかかるため採用されているお家はまだ少なく、今回のお家も木製サッシが目に入った瞬間に、「このお家だ!」と分かった次第でした。
木製サッシの素晴らしさは、外からの見た目もさることながら、室内でもデザイン性の高さで空間の完成度を上げてくれます。
下の写真はカウンターキッチンの背後に設置された窓の様子です。

造作家具や建具、漆喰壁との相性がとてもよいので、ぜひ実物をご覧いただきたいです。

1:外から中へ入ることで感じる高断熱住宅の性能

私は完成見学会に参加する際一番大切にしているのが玄関の扉を開けた瞬間です。
玄関の扉を開けるという行為は、まさに外から内へ入る行為です。
空間が変わる瞬間を一番感じられるタイミングなので、空気感や温度、素材の香りなどを楽しみながら扉を開け中へと入らせていただきます。

前回(5月の記事はこちらよりどうぞ)オーブルホームの完成見学会に参加した際は、扉を開けた瞬間に空気がひんやりとしたのですが、今回は「ん?」という感覚になりました。
というのも、ロングコートやダウンコートを多くの方が着用する時期にも関わらず、家の中が「あつい」んです。
あまり感じたことの無い不思議な感覚に、早々とコートを脱ぎます。
私以外の方も次々上着を脱がれ、あっという間にシャツ一枚の見学者ばかりに。
※中には腕まくりをされている方も(横の写真参照)


その不思議な光景に温度計を確認したところ(Q1住宅の見学会ではほとんどの会場で温度計が設置されています。ぜひ見てみてください。)、いうほどでもない温度。
20度~21度の場所ばかりで、シャツ一枚だととても快適な空間です。

一通り1階をくまなく拝見した後、2階もぐるり拝見し「あつい」と感じても、真冬の電車の不快さを伴ったあつさではなく、過ごしやすい「あたたかさ」だと気が付きました。
それは、どこからも冷気や気温差を感じないからです。

よくあるお家では、どんなに暖房を入れて部屋を暖めていても、窓のそばによると冷たい空気を感じますが、こちらのお家では窓のそばでもリビングの真ん中でも温度が変わりません。
冷たい空気が入ってくる隙間が無いため、エアコンが急に稼働することも無くずっと温度が一定です。(エアコンは朝停止しています)
これは暖かい空気が上に上がるという特性上、本来なら2階の方がより暑くなっているはずですが、床下エアコンのすぐそばに置いた温度計と、2階の窓際に老いた温度計ここも1度しか変わりがありませんでした。
※下写真左1階キッチンに配置した温度計、右2階に配置した温度計。

空気を循環させ、家全体を同じ温度に保つ。
やはり高断熱住宅の見学は、12月~2月が一番分かりやすくお勧めだと実感しました。

2:見えない壁が作る境界線

間取りとしてはとてもシンプルな作りをされている今回のお家。
区切りもほとんどなく、床の段差もないため解放感いっぱいの作りです。
でも何となく境界線を感じます。
なぜだろうと思いながら見学させていただいていると、数か所で線が並ぶ場所や天井が低くなっている場所を発見しました。
2階の部屋と部屋を繋ぐ空間です。

踊り場や廊下というには広すぎる場所ですが、なんだかもう一つ部屋があるように錯覚します。その理由は、天井にありました。
一段低くなっている天井が、部屋と部屋を繋いでいます。
これはエアコンを目立たなくしたうえで、効率よく家中の温度を一定に保つために考えられた天井のため、デザインとして下げられたものではありません。
家の性能を上げるためにどうしても必要だった段差になります。

※横写真の上部隙間から、温度管理された空気が循環しています。

私が見学会で体感してほしいと思う事の1つにこういった点があります。

家の性能上絶対に必要なものをどう見せるか。
これはプランナーと設計士、そして施工を行う大工の腕にかかっています。
性能さえよければ多少不細工でも仕方がないとするのか、意図したデザインのように見せるのか。
性能を維持しながら見栄えを整え、かっこよくデザインするのはとても大変な作業であるため、そこまでこだわっていない会社やこだわりがあっても実行できていない会社の方が多いのが現状です。
どこまでこだわって丁寧に家づくりに向き合っているのか、見学会ではこういうポイントから見えるものが多くあります。


※段差を通して、各部屋にも温度管理された空気が循環するようになっています。

もう一つ感じた境界線は、リビングとダイニングにあります。
玄関から入ってすぐに広がるキッチンとダイニングとリビング。でもどことなく感じる境界線。
今回はお施主さんにご挨拶させていただくことができた上、オーブルホームのお二人とお話しされている内容を勝手にお聞きすることができて理由が分かりました。

その一つに、ダイニングテーブルの位置が少しだけずれているとのこと。
奥様の考えられていた位置にテーブルを設置すると、キッチンカウンターからダイニングテーブル、窓の中心が一直線につながります。
※写真参照。矢印の線でつながっていました。


心地よく感じるデザインの基本「見えない線でつなげる」がここにありました。
見えないのに感じる心地の良い境界線。これが一体何なのか分かったところで、次のポイントをご紹介します。

3:目立たない工夫が快適な明るさを作る

こちらのお家の見学を始めた際にいくつかのことを感じました。
1つはごく普通の冬の装いでは「暑い」と感じる室内温度、2つ目は境界線、3つ目は明るさです。
室内はどこもかしこも明るくとても快適なのですが、冬場特に強くなる太陽の光反射や、照明の光。
どこからも光が直接目に入ってくることがありません。
じっくり拝見する中で、壁際に埋め込まれている照明を発見しました。

しっくい壁を通して部屋に広がる明かり。確かにこれなら目に直接光源が入ることもなく、自然とお部屋を明るくすることが可能です。
漆喰壁は職人が手作業で仕上げているため、壁紙や塗装とは違い小さな凸凹が無数にあります。
この凸凹を通して出来上がる光と影。

夜の光景を見せていただけないでしょうか・・・とお願いしたい気持ちを必死に抑えるのが大変なほど、素敵な間接照明が出来上がっていました。
照明も実物を見なければその良さが伝わらないポイントなので、見学会に参加される際にはぜひ注意してご覧ください。

もう一点の明るさは照明ではなく自然光です。
玄関を入りキッチンから奥を見たとき、その明るさに違和感を覚えます。
というのもキッチン奥の収納は基本的に暗い場所、または普通に窓をとっていると他の空間と変わらない明りになっているからです。
でもこちらのお家では暗い場所でも明るすぎる場所でもありません。
秘密は収納庫の上部にありました(下写真参照)。

※左写真はそのまま、右写真は天井まで壁を繋げるよう写真を加工したもの。

収納の上の部分に空間を取り、自然光を間接的に取り入れています。
直接取り入れるのではなく、上部から天井に自然光を反射させて取り入れることで、他の空間とは少しだけ明度を落としたパウダールームが仕上がっていました。
写真で見ると光のやわらかさ、圧迫感共に違いは一目瞭然です。
小さな工夫が家を一段上の過ごしやすい空間に仕上げることがよく分かるポイントです。
鏡に映ったキッチンの明るさと、パウダールームの明るさの違いもご覧ください。

4:多様な収納

こちらは、驚くほど多種多様な収納があるお家です。
今だけではなく将来のことまで考えたプランと収納。どの空間にもその場で必要なものはすべて手の届く範囲にある生活。
壁と柱が収納を兼ねる作りになっているため、無駄なスペースがありません。
無駄なスペースがない分、無駄な動きをする必要が無く家の中でスムーズに動くことが可能です。
でも収納が多ければよいのではなく、こちらも見せ方を考える必要があります。
特に素敵だと感じたのがダイニングから洗面やお手洗いへと繋ぐアーチ状の壁。

このアーチをくぐった先から雰囲気が変わり、お手洗いは特に素敵な空間になっていました。
ここに取り付けられた収納が特に驚きで「この発想はなかったわ・・・」と、お手洗いでしゃがみ込みながら写真を撮らせていただきました。
ただ文字や私の下手な写真でお伝えするのはとてももったいないので、ぜひどういったお手洗いの作りだったのかは、オーブルホームに直接お尋ねください。

5:まとめ

私が見学会に参加する際「自分が家を建てるなら」という視点では見ていません。
家をすでに建てて後悔しているため、そういった視点では見られないというのもあります。
だから、家づくりに失敗して欠陥住宅で暮らす羽目になっているからこそ身に染みている失敗ポイントをもとに、お家を拝見しています。
「こうすればよかった」「会社選びの際はこういう点に気を付ければよかった」「こんなところを見れば失敗せずに済んだ」など、失敗したからこそ分かるポイント探しです。

家は家族が暮らし続ける場所であり、とてもとても高い買い物です。
失敗したからといって、次!とは口が裂けても言えないものだからこそ慎重にお家づくりに向きあってほしいと思います。
構造見学会では、完成した家では見えない点を。
完成見学会では、その会社がどういった思いや考えで家を建てているかという点をぜひご覧ください。
特に完成見学会ではお施主さんの思いが形として仕上がっているため、世界観が統一されています。
どれだけの話し合いを重ねたのか、なぜここはこうなっているのか、なぜこのお家のお施主さんはこれを採用されたのか。
丁寧にお家を建てている工務店と、本気で家づくりに向き合ったお施主さんの場合、すべてに理由があります。
だからこそ、気になる点があればすぐに質問されることをお勧めします。
質問にすぐ答えが返ってこない場合、その人はそのお家のことをあまり知らないと考えて大丈夫です。
担当者が違う場合は、担当者または代表の方に再度質問されることをお勧めします。
質問相手が営業だった場合は、誰に聞けばすぐに答えが分かるのかを聞いてから、家を建てる際に窓口になる方は誰なのかしっかりお尋ねください。

質問に立て板に水のごとく答えが返ってくる場合は、プランから設計施工に至るまでしっかり把握し、家づくりに向き合っていると考えて大丈夫です。
気になることをどんどん質問し、見学会会場であるお家の小さな場所までしっかりと見学してください。

今回の見学会でも、壁際の照明が埋め込まれた箇所までしっかりと見学されてる方が何組も目に留まりました。
「めっちゃめんどくさそう」という声も聞こえてくるほどです。
「何を基準に会社を選べばいいか分からない」「見学会は何を見たらいいか分からない」と、いう方は是非上記ポイントを意識しながら「めんどくさそう」な個所をどう作業しているのかじっくりご覧ください。 会社の在り方、家づくりに対する考え方がきっと見えてきます。

オーブルホームの次回見学会は来年の春を予定されているそうです。
今回も早々に満員御礼予約受付終了となりましたので、見学希望の方は事前に一報入れておかれることをお勧めします。

オーブルホームへのお問い合せ、事前ご予約はこちらよりどうぞ

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